大阪桐蔭・関戸 150キロ計測も「真っすぐ悪かった」5回1安打0封9奪三振
「練習試合、大阪桐蔭13-0京都外大西」(6日、皇子山球場)
対外試合が6日に解禁され、センバツ出場を決めている大阪桐蔭が今年初の練習試合を行った。今秋ドラフト候補で最速154キロの関戸康介投手(3年)が5回を1安打無失点9奪三振と好投。上々の仕上がりを見せた。
3-0の五回から2番手で登板。「久しぶりの実戦で緊張していた」と先頭にこそ中前打を許したが、八回には3者連続三振を披露するなど、変化球を決め球に相手打線を完璧に封じた。
直球はロッテのスピードガンで150キロを計測。「この冬の成果だと思う」と笑顔を見せたが、「真っすぐの調子が悪くて変化球に逃げてしまった。決めきれる気持ちを持つことが今後の課題」と反省も忘れなかった。
この日は、プロ5球団が視察。阪神の渡辺スカウトは「これだけ変化球でストライクが取れたら十分。真っすぐもセンバツまでに上がってくると思う」と期待を口にした。
「勝ちに対する執念を持ってやっていきたい」と意気込んだ右腕。目前に迫った聖地に照準を合わせ、ギアを上げていく。