巨人・秋広 原監督助言に「ボール球が見えてきている」結果良し、内容良し
「オープン戦、ソフトバンク5-3巨人」(9日・ペイペイドーム)
巨人のドラフト5位・秋広(二松学舎大付)が二回に適時内野安打を放ちオープン戦初打点をマーク。第2打席は痛烈な中飛で内容を残した。
二回、1死満塁の場面。ソフトバンク先発・杉山の初球の152キロをファウルにした後、捉え損ねた打球は遊撃へ。懸命に一塁を駆け抜け適時内野安打をもぎ取った。
「当たりはよくなかったですが、結果的にヒットになってよかった」と苦笑い。実戦での打点は2月23日の練習試合・ヤクルト戦(浦添)以来だった。
四回の第2打席は初球からフルスイング。痛烈な打球は惜しくも背走した中堅手のグラブに収まった。「初球の真っすぐを一発で捉えられた。当たりは悪くなかったのでよかったです」と一定の手応え。内容のある凡退に原監督は「まあ、いい当たりもしているしね」とうなずいた。
これでオープン戦4試合に出場し打率・333とアピールを続けている。7日・日本ハム戦(札幌)の試合前、指揮官から、球をしっかりと呼び込み、インサイドアウトでバットを出す意識付けを教わった。そこから、「(体の)軸が後ろに残り始めて、ボール球が見えてきている」と好感触を得ており、「ティー打撃やバッティング練習で引き続きやっていこうかなと」と意欲を燃やした。身長2メートル2センチの18歳が日々成長を遂げていく。