巨人ドラ5秋広、初打点 62年ぶり高卒新人開幕スタメンへさらにアピール
「オープン戦、ソフトバンク5-3巨人」(9日、ペイペイドーム)
王貞治以来、球団62年ぶりの高卒新人開幕スタメンへまた前進した。巨人のドラフト5位・秋広(二松学舎大付)が適時内野安打でオープン戦初打点をマーク。第2打席では痛烈な中飛で内容を残した。
二回、1死満塁からカーブを捉え損ねたボテボテのゴロが遊撃へ転がった。秋広は懸命に一塁を駆け抜けて内野安打に。「当たりはよくなかったですが、結果的にヒットになってよかった」と苦笑いを浮かべた。
四回、第2打席は初球からフルスイング。痛烈な当たりは惜しくも背走した中堅手のグラブに収まった。「初球の真っすぐを一発で捉えられた」と本人は手応えを口にし、原監督は「まあ、いい当たりもしているしね」とうなずいた。
オープン戦は打率・333とアピールが続く。「いろんな方に教えてもらってそれがいい結果につながっている」と秋広。チームはソフトバンクに“12連敗”を喫したが、身長2メートル2センチの18歳が結果を積み上げ、居場所をつかみ取る。