ヤクルト37イニング連続適時打なしで4連敗…高津監督「全てを変えていかないと」
「オープン戦、オリックス4-1ヤクルト」(9日、京セラドーム大阪)
大抜てきされた虎の右腕攻略を思い描きつつも、ヤクルト・高津監督は沈黙の打線を嘆いた。急転直下で決まった開幕戦での阪神・藤浪との対決-。誰であろうと貪欲に勝利を目指す。現状の課題から目をそらさず、指揮官は3・26に向かう。
「タイガースも先発がしっかりそろっているチームなので。藤浪だろうが、誰だろうが、先発をしっかり打っていくことがスタートダッシュにつながる」
しかしチームはオープン戦4連敗。目についたのは去年と変わらない姿だ。「全くだね、全然打てない。このままだったら去年と一緒。意識、技術から全て変えていかないとダメでしょうね」。オリックス打線が失敗を恐れず、積極的にスイングしてくる姿がまぶしく映った。
「相手はファーストストライクからしっかりスイングしてくる。こっちはどんどん見逃していく。なかなかバットが出ないよね。もっと思い切りというか、積極的というか…。そこはないとダメだと思いますね」
37イニング連続適時打なしで、得点は本塁打がほとんど。直近3戦で11安打1得点と課題は山積みだが「(藤浪は)すごくいい投手であることは間違いない。でも全体的にこのままではいかんと思っています」。残り9試合、打開策を探っていく。