中日・福谷、大炎上…3回10失点 「開幕投手」へ不安残す結果も前向く

 「オープン戦、中日2-14西武」(10日、ナゴヤ球場)

 5日にプロ入り後初の開幕投手に指名されたばかりのマウンドで、周囲の視線は「ローテーションの一角」から「開幕投手」に変わっていた。期待が高まる中、中日・福谷が3回12安打10失点。不安を残す内容にも「結果だけ見れば残念だが、収穫もあった。課題を整理して明日から臨めるように」と気丈に話した。

 一回、山川の2点適時打など計4安打を浴びて3失点。三回も打者一巡の猛攻を受けた。

 9年目の福谷を大抜てきした与田監督は「コントロールがうまくいかないところがあったが、一つ一つのボールは強いものが出てきた」と前向きに捉えた。26日の開幕戦まで残す登板はあと1度の予定。「自分の状態を少しでも上げてシーズンに入りたい」。頭脳派投手の調整力が問われている。

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