DeNA・三浦監督 震災当時は球場に「照明灯が落ちてくるんじゃないかと」
1万5900人の命が奪われる戦後最悪の自然災害となった東日本大震災から11日、10年の月日が流れた。当時を最前線で支えた人、被災者として苦労を重ねた人たちが、野球人として、節目の日を迎えた今の思いを吐露した。
DeNAの三浦大輔監督(47)が10年前を振り返った。ヤクルトとのオープン戦に先発し、アイシングをしていると大きな揺れを感じた。グラウンドに一時退避したが、そこへ余震。「照明灯が落ちてくるんじゃないかと思うぐらい揺れていた」。家族の安否を電話で確認し、車で球場を出たが、道路が通行止め。球場に戻り1泊したという。「マットを敷いて(寝た)。忘れられないことだと思います。今、野球ができる喜びを感じている」としみじみ語った。