プロ野球、Jリーグ 政府が外国人選手の入国容認を検討
政府が新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の全面解除後、来日できていないプロ野球やJリーグなどの外国人選手の入国容認を検討していることが11日、分かった。
現在は外国人の新規入国を原則として認めていないが、人道上の配慮など「特段の事情」があれば許可している。こうした措置を適用できるよう調整している。
関係者によると、プロ野球とJリーグは計100人前後が来日できていないとされ、国に入国を認めるよう要望。政府は公益性などを考慮して受け入れを検討し、入国後14日間の待機期間の扱いについては、防疫措置を含めて議論している。
国内では3月30日にサッカーのワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル戦(千葉)、4月に東京五輪・パラリンピックの運営リハーサルとなるテスト大会の再開を控え、政府は出場する海外選手を「特段の事情」で受け入れることを検討している。