「練習試合、高崎健康福祉大高崎６－１加藤学園」（１３日、愛鷹広域公園野球場）

　今春センバツに出場する高崎健康福祉大高崎（群馬）が、加藤学園との練習試合で長打力を存分に発揮した。４番を担う小沢周平内野手（３年）が２発３打点と七回降雨コールド勝ちに貢献。チームの高校通算本塁打が２３０発超えという重量打線をけん引した。

　二回の先頭で迎えた第１打席では、緩いカーブを引きつけ右翼スタンドに突き刺した。「しっかりと体を開かずにボールを運べた」と力強く引っ張り、自画自賛する当たり。七回１死一塁でも内角低めの直球を完璧に捉えて、再び右翼へ運ぶ２ランでダメを押した。

　６日の対外試合解禁以降、初めての柵越えで高校通算を３７本まで伸ばした。この日プレーした愛鷹球場は両翼９８メートル、中堅１２２メートルの広さ。両翼９５メートル、中堅１１８メートルという甲子園級のサイズを誇るスタジアムで、納得の予行演習となった。

　センバツ１回戦の１９日の下関国際（山口）戦へ「一発が出たら心理的にも有利になりますし」と聖地弾にも自然体で挑む。