オリックス・佐野皓 開幕1番へ初球先頭打者弾!昨季から再挑戦の左打席で特大アーチ
「オープン戦、オリックス3-1巨人」(13日、京セラドーム大阪)
初回先頭でオリックス・佐野皓が見せた。戸郷の初球、内角高めの145キロを右翼5階席に運ぶ特大弾。球団では2018年の宗以来となるオープン戦の先頭打者弾となった。
「甘く来たら振りにいこうと思っていました」
同点の五回には2死二塁から左越えへ決勝二塁打。昨季途中に右打ちから両打ちに再転向。課題とされていた左打席で力強い打球を連発した。
昨季終了後に中嶋監督から「どこまで振れるか」を課題に挙げられた。オフにはイチローも師事した鳥取のワールドウイングに行き、指導を受け、当てる打撃から、大きく構え強く振る打撃に改造。キャンプインしたが、結果は出なかった。それでも連日、居残りでロングティー打撃に取り組んだ。指揮官は「変えずにやれてこれたのが今の形。これから続けていってどんどん成長していってほしい」と話した。
佐野皓は「代走とかじゃなく、レギュラーを獲る気持ちでやってきて良かったかなと思います」と話した。チーム一の俊足に力強くなった打撃。開幕1番が見えてきた。