オリックス・紅林 開幕ショートへGO砲1号3ラン「打てて良かった」
「オープン戦、オリックス5-0西武」(14日、京セラドーム大阪)
七回2死一、二塁。オリックス・紅林が豪快に振り抜いた打球は左中間スタンドに飛び込む1号3ランになった。
「なかなか1本が出ない中、ずっと使い続けてくれたので打てて良かったです」
キャンプの実戦では3本塁打を放ち、脚光を浴びたが、オープン戦に入ると主力級の変化球に苦しむ。一時は打率1割を切るほどに落ち込んだ。苦しい時期、指揮官の言葉に奮い立った。
「これからは前を向いていくやつしか使わない」
持ち味の思い切りの良い打撃を心掛けた。10日のヤクルト戦から4試合連続安打と持ち直してきた。中嶋監督は「しっかり振っていくことだけは忘れずにやってくれている。良かったですね」と喜んだ。
安達が新型コロナの陽性判定を受け、出遅れた。遊撃手の座は空いたまま。2年目の19歳はこのままいけば2リーグ制後、球団史上最年少での開幕遊撃スタメンが見えてくる。
16日からは故郷・静岡で楽天3連戦。「地元で野球できるのはうれしい。いいものを見せたい」。アピールを続ける。