日本ハム開幕投手の上沢 連続イニング無失点ストップ「肩の荷が下りた」
「オープン戦、日本ハム3-4ロッテ」(17日、札幌ドーム)
ある意味ホッとした様子だった。開幕投手に決まっている上沢は、本番前最後の登板で4回7安打3失点。「直球のコントロールがよくなくて変化球が増えた。それが連打を浴びる要因になった」と反省を口にしたが、その表情は暗くはなかった。
全体的にボールが高めに浮いた。二回2死一塁で安田に適時二塁打を浴びて先制点を献上。変化球を織り交ぜて修正を図ったが、三回には3連打を浴びるなどして失点を重ねた。「状態が突っ込んでいたかもしれない」とその原因を分析する。
キャンプ中の実戦から試合前まで、4試合計17イニング無失点を継続していたが、19イニング目でストップ。ただ本人は「肩の荷が下りた。気持ち悪い何かが取れた」とすっきりした表情。つき物を振り落とし、エースは開幕へ突き進む。