楽天・マー君 東京五輪「出られるものなら出たい」自国開催へ熱い思い明かす
楽天の田中将大投手が18日、自身のYouTubeチャンネル「マー君チャンネル」で新作動画をアップし、日本球界復帰の真相や、今夏の東京五輪への思いを明かした。
動画はBS-TBS「マー君の冬休み5」で実現したタレント・小島瑠璃子との対談の未公開映像を含めた完全版。大リーグでのシーズン終了直後には、まだ米国でプレーする考えがあったというが「考えていくうちにお金とか評価というところでなく、自分のやりがいを感じて(プレーが)できる場所でやるべきじゃないかと考えていくと、イーグルスに残る選択肢が大きいものになっていった」とした。特に東日本大震災から10年の節目に「自分がフリーエージェント(FA)になって、球団を選べる立場に初めてなった。そういう状況に置かれていることは、何か自分にとって意味のあることじゃないかと思った」と明かした。
またコロナ禍の昨季、無観客で60試合だった大リーグと、有観客で120試合だったプロ野球の、日米の違いを比較することもあったという。そんな中、東京五輪が1年延期され「そこも日本(でプレーする)と考えたときに、もちろん(日本代表に)選ばれないと出られないけど、日本に帰ってくれば(五輪に)出られる可能性が出てくるんだ、と思いました」と気づいたという。
田中は野球が最後に五輪競技だった2008年の北京大会に、星野仙一監督率いる日本代表の一員として出場したが、4位に終わりメダル獲得を逃した。「個人的には2008年北京五輪を最後に野球がなくなって、また2021年にチャンスがある。自分の中で2008年はすごく悔しい思いをしましたし、結果が出てなかったんで。当時19歳で日本の主力でもなかった自分が言うのは偉そうですけど、自国開催で自分がやってる競技のオリンピックはなかなかないタイミング。出られるものなら出たいですね」と熱い思いを打ち明けた。