センバツ 伝令でもマスク着用 録音ブラスバンドで応援も コロナ対策徹底で熱戦

 「選抜高校野球・1回戦、神戸国際大付-北海」(19日、甲子園球場)

 コロナ禍で2年ぶりのセンバツが開幕。新型コロナウイルス対策が徹底された中での開催となった。

 試合中、両チームの監督や控え選手はマスクを着用。北海は六回2死一、二塁のピンチを迎えたところで、背番号13・成田が伝令でマウンドへ向かったが、マスクを着用して監督の指示を伝えた。試合は終盤まで1点を争う熱戦となった。

 観客は1万人に制限。両チームのアルプス席は関係者らが詰め掛け、事前録音されたブラスバンドに合わせて拍手を送った。

 この日の開会式も簡素化され初日に出場する6校のみの参加。行進の途中では残り26校が自校グラウンドで事前に収録した行進の映像がビジョンに映し出され、観客席からは拍手が起こった。スタンド入り口には送風機が置かれ、係員がマスク着用を促すボードを首にかけるなど“ウィズ・コロナ”様式の大会となっている。

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