神戸国際大付の太鼓応援が聖地に響き渡る “猛特訓”の3選手がナインを鼓舞

 太鼓で応援を先導する神戸国際大付ナイン。(左から)高橋、吉成、小西
 1塁側アルプススタンドに詰めかけた神戸国際大付の応援団(撮影・伊藤笙子)
 2回、メガホンをたたいて盛り上がる3塁側アルプススタンドの北海応援団(撮影・伊藤笙子)
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 「選抜高校野球・1回戦、神戸国際大付-北海」(19日、甲子園球場)

 青く染まった1塁側アルプスから、力強い太鼓とメガホンの音が響き渡る。この日は、約350人の生徒が参加。その中で、悔しくもベンチ入りできなかった小西彪大外野手、高橋綺兜内野手、吉成恵吾内野手(いずれも3年)は、3人で順番に太鼓を叩き、スタンドからナインを鼓舞する。太鼓の練習は3月に入ってから始めた。事前に学校で収録した応援歌の中には、この日初めて合わせた曲もあり、ぶっつけ本番で臨んだが曲に合わせて力強く太鼓を叩いた。

 チームのムードメーカーである吉成君は、「2番・中堅」でスタメン出場している能登原と仲がいい。寮生活の中では、能登原に寝坊どっきりをよく仕掛けるという。「能登原はイケメンでほんといいやつなんですよ」と誇らしげにグラウンドを見つめた。

 4年ぶりの聖地で活躍する仲間に届くようにと、3人で力を合わせ、最後まで想いを込めて太鼓を叩く。

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