明徳義塾惜敗も名将・馬淵監督「点以上に実力差」仙台育英エースを高知・森木と比較

 仙台育英に敗れ、応援席に頭を下げる馬淵監督(左から2人目)と明徳義塾ナイン(撮影・吉澤敬太)
 初戦で敗れ、肩を落とす明徳・馬淵監督(撮影・北村雅宏)
 9回、二直に倒れ、最後の打者となった明徳・代木(右)=撮影・伊藤笙子
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 「選抜高校野球・1回戦、仙台育英1-0明徳義塾」(19日、甲子園球場)

 明徳義塾は打線が1安打に抑えられ、仙台育英に零封負けを喫した。

 1点を追う四回に四球と安打で1死一、三塁の好機をつかんだが、仙台育英の継投にかわされた。四回2死一、三塁から登板したエース伊藤に対しては、安打を打てなかった。鍛え抜かれた守備陣は再三の好守をみせて接戦に持ち込んだが、無念の初戦敗退となった。

 馬淵監督は「1安打しか打てなかったが、いいところを守られたというか、普段なら抜けている当たりもいくつもあった。ツキもないなとは感じていた」と振り返り、1失点の代木については「研究されてカットボールを狙われた。点以上に実力差はあるなと感じた」と語った。

 高知には中学時代から全国的に知られる高知・森木投手がいる。昨秋はその剛腕に勝ち、県大会を優勝した。この日の仙台育英・伊藤を森木との比較で問われた名将は「森木君とは球質が違う。スピン量は伊藤君のほうがある感じ。甲子園のガンは3、4キロ速いので140キロぐらいだと思うが、それ以上に速く感じた」と語った。

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