中日・福谷 モデルチェンジ 新フォームで6回0封
「オープン戦、中日2-1日本ハム」(19日、バンテリンドーム)
26日の開幕戦が迫る中、思い切った投球フォームのモデルチェンジを敢行した。中日・福谷は初の開幕投手に指名されながら、前回登板した10日は3回10失点。「(8勝した)去年のは捨てるしかないかという気持ちで。勇気は要りましたけど」と胸の内を明かした。
新たなフォームでは左脚を上げた時に右腕をだらりと下げる。トップの位置をつくれない悩みから、前回登板の翌日に変更を決意。「この1週間、人より多く投げてきた。開幕戦に合わせようというより一年間戦うため」と覚悟がにじむ。
この決断が奏功した。直球は本来の威力を発揮。一回の野村、三回の清水はともに詰まらせて内野フライに打ち取った。多少甘くても力で上回り、近藤や中田らパ・リーグの強打者を抑えて6回1安打無失点だった。