【コロナ禍の甲子園】試合相手探し苦慮、聖地に出ない高校も一役
“ウィズ・コロナ”の大会に出場する32校は調整が思うようにいかない面があったと感じる。今年は例年より2日早く対外試合が解禁されたが、各校はコロナ禍で相手探しに苦慮。予定にあったゲームが対戦校の都合で流れることも耳にした。
頭を悩ませるケースが多かった中、滋賀学園は北海、東海大菅生を県内に迎えて練習試合を実施した。平日開催で球場内の人数を絞り、消毒など対策を徹底したという。2校にとっては貴重な総仕上げの場となった。
滋賀学園・山口達也監督(49)は「センバツに出るチームのことを心配していた」と感染リスクを考慮して中止も検討したが、力になれればと予定通りの敢行に踏み切った。聖地に出ない高校の存在も、2年ぶりのセンバツに一役買っている。