巨人・坂本、開幕OK弾 完全復調だ!楽天ドラ1早川撃ち
「オープン戦、巨人8-4楽天」(21日、東京ドーム)
周囲の不安を払しょくする豪快な一打-。開幕前最後のオープン戦で、巨人の主将・坂本がチームをけん引する活躍を見せた。同点の五回だ。楽天のドラフト1位・早川(早大)の高め直球をバックスクリーン左へと運んだ。
「少し差し込まれたが、いい角度でボールに当たってくれたので、どうかなと思って走っていた」と坂本。注目の新人左腕を「真っすぐも速いし、変化球も丁寧に投げていた。今後も手ごわい投手だなと思う」と評すも、貫禄の一発となった。
腰の張りを訴え、16日からの中日2連戦(バンテリン)を欠場。だが、前日の復帰戦では幼なじみの楽天・田中将と8年ぶりの対戦で2打席に立ち、この日の試合前には田中将と「たわいもない話」と言いつつ旧交を温め、刺激を受けた。
この試合では3点を追う初回無死二、三塁で右犠飛を放つと、三回1死でも左前打。2安打2打点の活躍で「昨日も悪くなかったし、右と左(の投手)でいい感じに打席に入れた」と完全復調だ。
この2試合ではタイミングを遅めに取るなど試行錯誤は続く。それでも「シーズンに入るので状態がどうのこうのと言っている場合ではない」と本番へ一切の迷いはない。日本一への思いを携え、開幕の時を待つだけだ。