ヤクルト・奥川、開幕3戦目必勝宣言「チャンス自分のものに」
「オープン戦、西武8-6ヤクルト」(21日、メットライフドーム)
プロ2年目のヤクルト・奥川が、開幕ローテを手中に収めた。西武打線を相手に4回1/3を6安打3失点だったが、野村克也氏の追悼試合である28日・阪神戦に高津監督は抜てき。「開幕すれば負けられない戦いになる。まずは3戦目に勝つことを考えて、全力を出したい」と必勝宣言だ。
ボールに力が戻った。この日、直球の最速は151キロを計測。球数制限で、イニング途中での降板になったが「直球も変化球もどんどんよくなってきている」。こう手応えを明かしつつも「走者を抱えたときに、甘く入ってしまった」と反省も忘れなかった。
普段は登板2日前に入るブルペンを、3日前と前日の2度に分けて調整。「1軍の舞台で投げさせてもらっているので、しっかりそれに応えないといけない」と強い思いで迎えた舞台で、開幕ローテの切符をつかんだ。
チームは3勝9敗1分けでオープン戦最下位に低迷も「いただいたチャンスを自分のものにできるように」。開幕第3戦でプロ初勝利を狙う。