【プロ野球順位予想】金本知憲氏 矢野阪神は優勝へ十分な戦力整った
26日にプロ野球が開幕する。ペナントレース開幕を前に、デイリースポーツ評論家が順位を予想。阪神は5年ぶりにオープン戦で優勝した勢いに乗り、05年以来のリーグ制覇も果たせるのか。パ・リーグはソフトバンクが連覇を果たすのか。プロの眼が見定めた優勝チーム。とくとご覧あれ。
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まず今年に関しては、現時点で開幕からプレーできる外国人選手について、各球団に差があるというところも踏まえた上で、昨年との戦力を比較しての予想とさせてもらう。
1位を阪神としたのは、2位の巨人と比較した時に、オープン戦のここまでの戦いを見ても戦力面で互角というか全然負けていないからだ。むしろ、優勝に向けて十分な戦力が整っていると言ってもいいのかもしれない。
経験値というところでは、巨人が上回っているのかなとは思う。ここでの経験値というのは、優勝経験ということではなく、野球の経験、野球を知っているという意味でのもので、阪神はまだ少し若さがある。
ただ、若い選手が成長してきているのは間違いないし、若い選手が多く、勢いに乗っていければというところを考えての1位予想となる。その中で少し気になるのは投手陣。ピッチャーはそろってきているように思うが、完全に計算できる選手がいないような感じも受けるので、そこがどうなるか。
その投手力でいうと、巨人は菅野の残留が非常に大きい。野手では梶谷が加入したこともプラスで、経験値というところを考えても、2位予想とはいえ優勝候補であることには間違いない。
パ・リーグに関しては、戦力面も経験値という意味でもソフトバンクを1位に予想したが、田中将が復帰して先発ローテに厚みが出た楽天の戦いというのも楽しみだ。