市和歌山の大会NO1右腕・小園が完封1勝 6四球に「初めての甲子園で舞い上がった」
「選抜高校野球・1回戦、市和歌山1-0県岐阜商」(23日、甲子園球場)
大会ナンバーワン投手の看板に偽りなしだった。プロ注目の右腕・小園健太投手(3年)は試合巧者の県岐阜商を相手に130球を投げ、4安打完封。6四球と制球に苦しみながら8三振を奪った。
6回を除き、毎回走者を許す苦しい展開。しかし、ピンチを迎えるとギアを上げ、要所を締めた。
クレバーな投球に半田真一監督は「どちらに流れが行くか分からない試合展開。8回の満塁機を逃したときは苦しいと思ったが、小園がよく抑えてくれた。0に抑えたので100点満点」と全幅の信頼を寄せるエースをたたえた。
サヨナラの場面で飛び上がって喜んだ小園は「少ないチャンスだったので何とかセーフになってくれと願った。初めての甲子園で舞い上がり、コントロールが乱れたが、きょうはスライダーが切れていた」と振り返った。