甲子園に韓国語の校歌流れる 京都国際、外国人学校として高野連に初めて加盟

 「選抜高校野球・1回戦、柴田-京都国際」(24日、甲子園球場)

 春夏通じて甲子園初出場を果たした京都国際の韓国語歌詞の校歌が二回の攻撃前に球場内に流された。事前に収録されたものを場内のスピーカーを通じて流されたもの。NHKのテレビ中継では、ハングルと日本語訳をテロップで併記されて紹介された。

 中継映像での日本語訳は京都国際から提供されたものを使用。冒頭の歌詞を「東の海」と日本語訳されていた。この日の試合は、小牧憲継監督(37)の指揮の下、選手達が戦った。小牧監督は、阪神・岩田稔投手と関大野球部時代の同級生。同じく甲子園初出場の柴田(宮城)と聖地初星を懸けて試合に臨んでいる。

 昨年までもプロ野球選手輩出してきた京都国際。2013年度ドラフトではソフトバンク育成3位で曽根海成(現広島)がプロの道へ。2019年度ドラフトでは日本ハム3位で上野響平、2020年度ドラフトではオリックス育成4位の釣寿生やソフトバンク育成4位の早真之介がいる。

 同校は韓国系学校がルーツで野球部創部は1999年。硬式では、外国人学校として初めて日本高野連に加盟した。

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