京都国際初陣飾る 延長十回中川、辻井が適時打 柴田・谷木、153球力尽きる
「選抜高校野球・1回戦、京都国際5-4柴田」(24日、甲子園球場)
京都国際が接戦を制して初陣を飾った。延長十回、四球の走者を犠打で送って1死二塁の好機を作り、3番中川が右前へ勝ち越し適時打。さらに辻井の適時二塁打で突き放した。
六回を終えて0-2、2安打無得点に抑えられていた劣勢をはね返した。七回、1死満塁から武田の一打はライナーで中堅へ。打球は前に突っ込んだ中堅手の手前でワンバウンド。捕球しきれずに、ボールは外野を転々とする、走者一掃の三塁打となり逆転していた。
柴田はその裏に反撃。2死一、三塁とし、打席には初回に先制の2点適時打を放った4番・菅野。今度は左前適時打で3-3の同点としていた。
柴田は十回、無死から沼田が二塁打で出塁。1死後、代打佐藤の左前適時打で1点差。さらに2死二、三塁と逆転サヨナラ機を作ったが後続が倒れた。相手を上回る14安打を放ちながら4得点。先発の谷木は10回6安打5失点。153球の熱投も報われなかった。