「選抜高校野球・１回戦、京都国際５－４柴田」（２４日、甲子園球場）

　春夏通じて甲子園初出場の柴田（宮城）はは２点勝ち越されて迎えた延長十回、無死から沼田が二塁打で出塁し、１死後、代打佐藤の左前適時打で１点差。さらに２死二、三塁と一打逆転サヨナラの場面を作ったが後続が倒れた。

　相手を上回る１４安打を放ちながら４得点。先発の谷木は１０回６安打５失点。１５３球の熱投も報われなかった。１点差と迫り、なお２死二、三塁と一打逆転サヨナラの場面まで迫ったが、あと一歩及ばなかった。

　初回に菅野の中前打などで２点を挙げて主導権を握っていたが、七回に逆転を許した。１死満塁のピンチに、中堅へのライナーに対して村上が前に突っ込んだが、わずかに及ばず手前でワンバウンド。捕球しきれずに、ボールが外野を転々とする間に走者一掃の逆転三塁打とされた。

　１点を追う７回には、菅野の適時打で同点とし、延長に持ち込んでいた。

　平塚誠監督は「すばらしい球場でプレーができた。七回の守備のミスで失点したのは痛かったが、たくさんチャンスメークできた。また夏に戻ってきたい」と話した。