センバツ史上初のタイブレーク突入 常総学院-敦賀気比が激闘
「選抜高校野球・1回戦、常総学院9-5敦賀気比」(24日、甲子園)
ともにセンバツ優勝経験のある両校の対決は、延長十二回を終了しても決着はつかず。春のセンバツ初となるタイブレークを、常総学院が制し、昨年11月に木内幸男元監督(享年89)が亡くなってから初の甲子園で勝利を手にした。
5-5の延長十三回表、先頭・5番の秋本璃空投手(3年)が右前に勝ち越しの適時打。さらに満塁とし大田和煌翔内野手(2年)らの適時打で4点を奪った。その裏敦賀気比を無得点に抑え、3時間15分の試合に決着をつけた。
甲子園では18年春からタイブレーク制度を導入。延長十三回から無死一、二塁で攻撃が始められる。18年夏の1回戦、佐久長聖-旭川大高で初めて実施され、先攻の佐久長聖が勝利した。昨年夏の交流試合では十回からタイブレーク制度が行われ、裏の攻撃で決勝点を取った中京大中京が智弁学園を破っている。