専大松戸ナイン脱帽「人が投げるような球でなかった」中京大中京・畔柳に12K

 試合後、涙を流す専大松戸・深沢鳳介(撮影・吉澤敬太)
 中京大中京-専大松戸 7回、先制となるランニングホームランを放つ中京大中京・櫛田(撮影・北村雅宏)
 完封勝利を挙げ、ほえる中京大中京・畔柳亨丞(撮影・吉澤敬太)
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 「選抜高校野球・1回戦、中京大中京2-0専大松戸」(25日、甲子園球場)

 中京大中京が投手戦を制し、初戦を突破した。今秋ドラフト候補で最速151キロ右腕の中京大中京・畔柳亨丞(きょうすけ)投手が9回6安打完封。12奪三振で、チームとして東邦に並ぶセンバツ最多タイの56勝目に貢献した。

 大会屈指の好投手に相手の専大松戸も脱帽した。2月に組み合わせが決まると、打撃マシンを150キロに設定した上でマウンドから1メートル近づけるなど速球対策。今月6日から解禁された練習試合でも大型投手を想定した相手と戦ってきたが、4番・吉岡は「人が投げるような球ではなかった」と直球の精度に驚いた。

 チームとしても内角に入ってきた球を積極的に振るように決まっていた中、初回にチーム初安打を放った大森も「中盤、終盤に球の勢いが強くなっていった」とホームベースを踏むことはできなかった。

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