【コロナ禍の甲子園】帰ってきたのは“センバツ”だけじゃない
2年ぶりのセンバツは、球場周辺にも活気を連れてきた。「球場から応援が聞こえてきて、たくさんの方が足を運んで下さる。本当に感慨深いですね」。甲子園歴史館の安部早依理さんは、笑顔でそう話してくれた。
昨年はコロナ禍によるセンバツ中止、交流試合もプロ野球も無観客でお客は激減。約3カ月の休館も余儀なくされ、年2回開催している高校野球の企画展も全てお蔵入りになったという。
でも、今年は違う。雨天中止となった21日は、「せっかくだから見て帰ろう」という観客で長い列ができていた。安部さんが「来た人全員が楽しめるように」と企画した『センバツ地域別特集』も好評だ。なくなった昨年の分まで、多くの人の目に触れてほしい。