智弁学園・小畠が完投 奪三振は1つだけ “内野ゴロの山”築く「ツーシームで勝負」

 広島新庄打線相手に力投する智弁学園・小畠(撮影・北村雅宏)
 力投する智弁学園・小畠(撮影・北村雅宏)
 タオルを掲げ応援をする智弁応援席(撮影・佐々木彰尚)
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 「選抜高校野球・2回戦、智弁学園5-2広島新庄」(27日、甲子園球場)

 ライバルの天理に続いた。投打がかみ合った智弁学園(奈良)が逆転で5年ぶりの8強。奈良県勢にとっては実に44年ぶりのアベック進出となった。先発した小畠一心投手(3年)は6安打2失点で完投した。ただ、奪三振は1で、内野ゴロの山を築いた。

 初回に144キロをマークするなど力勝負に出ていた、ファウルで粘られると方針を変更した。

 「三振はないチームだと思ったので、そこからは低めに集めることを意識。要所で昨秋に習得したツーシームで勝負していこうと決めた」

 1年夏に甲子園のマウンドを経験していることも大きく「あのときは悔しい思いをした」とリベンジを果たし、笑顔がこぼれた。

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