天理・達「メジャーリーガーという目標があるので」未来を見据えて登板回避を決断
「選抜高校野球・準決勝、東海大相模2-0天理」(31日、甲子園球場)
1人の投手につき「1週間500球」の投球数制限が設けられた初めての甲子園大会。天理(奈良)の長身エース、達孝太(3年)は計459球のうち161球投げた1回戦は20日だったため、積算されずに球数には余裕があったが、体調不良(脇腹違和感)のため、最後までマウンドに上がることはなかった。
達は「準々決勝の仙台育英戦後に脇腹に痛みを覚えた。試合中は気づかなかったが、バント処理で滑ったときかなと思う」と振り返り「投げられない状態ではなかったが、メジャーリーガーという目標があるので故障したら意味がないと思って監督と相談した」という。
自己最速148キロをマークした今大会については「あまりいいピッチングができなかったので、得たものはない。うまく調整できなかったので、試合の入り方を考えて万全な状態で入れるようにしていきたい」と辛口ジャッジだった。