中京大中京・畔柳「腕に力が入らなくなった」

6回を投げ終えベンチへ下がる中京大中京・畔柳亨丞(1)。このまま降板となった(撮影・吉澤敬太)
6回終了後、中京大中京ベンチに入るドクター(中央)=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「選抜高校野球・準決勝、明豊5-4中京大中京」(31日、甲子園球場)

 中京大中京のエース右腕・畔柳亨丞投手(3年)が思わぬアクシデントでマウンドを降りた。

 初戦から3試合で計379球を投げていた畔柳は、この日は先発を回避。5点を先制された四回に2死から2番手でマウンドに上がった。六回まで打者7人をノーヒットに抑え、5三振を奪う好投。しかし、六回に3者連続三振を奪ってベンチに戻ったあと、七回に代打が送られ31球で急きょ降板となった。

 畔柳は「3者連続三振を奪ったときはいけると思ったけど、ベンチに帰ったときに腕に力が入らなくなった」と話し、降板を決意したという。大会屈指の右腕は決勝進出を逃し、試合後は「チームを勝たせたいという一心で投げたけど、途中降板してしまって申し訳ない」と話した。

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