日本ハム ドラ1伊藤は6回1失点、堂々デビューも反省「1球の怖さを知りました」
「日本ハム-西武」(31日、札幌ドーム)
日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手(苫小牧駒大)は6回4安打1失点で降板した。道産子右腕にとっての凱旋(がいせん)マウンド。毎回の8奪三振と好投を演じたが、プロ初勝利はお預けとなった。
注目の初回は先頭の金子、続く西川を二者連続三振。源田と森に安打を許し2死一、三塁としたが、最後は中村を148キロの直球で押し込み、捕邪飛に仕留めた。続く二回、2死から呉念庭に四球、鈴木に中前打で二、三塁のピンチを招くも金子を三ゴロで打ち取った。その後の三、四回は2イニング連続で三者凡退に締めた。
しかし、両軍無得点の五回。先頭の呉念庭を2球で追い込みながら、4球目に投じた145キロの直球がど真ん中に入った。この日、唯一と言っていい失投は、完璧に捉えられ右翼席まで運ばれた。
六回は三者凡退で抑えると、その裏に西川の中前適時打でチームは同点に追いついた。
伊藤は「序盤に流れを作り切れなかったことが反省点です。ホームランを打たれた場面は、気持ちで押して行かなければいけないところではありましたが、1球の怖さを知りました。この経験を次に活かしていきたいです」とコメントした。