【コロナ禍の甲子園】喫煙所“密”対策で順番待ちの列
「選抜高校野球・準決勝」(31日、甲子園球場)
熱戦続きのセンバツも残すは決勝のみとなった。「1週間500球以内」という投球数制限が話題となる中、球場スタンドの通路でも新たなルールが始まっている。対象となったのは喫煙所。愛煙家たちがタバコを吸うために、間隔を空けながら行列を作っている。
これもコロナ感染対策の一環だ。各部屋の大きさによって、一度に室内へ入れる人数を制限。利用時間は1人5分が目安で、室内にあった試合中継のモニターも休止している。
取材の応援に駆けつけてくれた先輩記者も一服するために順番待ちとなり、「こんなこと初めて」とつぶやいた。愛煙家にはつらいが、“密”を避けるには必要な対応。大会が無事に消化できているのは、観客の協力もあってこそだ。(デイリースポーツ・佐藤敬久)