ロッテ・育成出身がプロ登板初先発初勝利 お立ち台で自己紹介「本前郁也です」
「ロッテ16-5楽天」(1日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテが5連敗の鬱憤を晴らす大量得点で、今季初白星。育成から3月中旬に支配下登録を勝ち取り、プロ初登板初先発となった本前は5回81球を投げて5安打4失点でプロ初勝利を飾った。
お立ち台では初々しく「本前郁也です」とあいさつ。開幕5連敗中で巡ってきた大役。「すごい緊張とプレッシャーがあった中で初先発したんですけど、とにかく自分のピッチングをと思って上がりました」と振り返った。
二回に茂木の2ランと小郷のソロで3点を失い逆転を許した。その裏に味方が打者13人の猛攻で9点を奪い逆転。さらに援護を受けて、その後の相手の反撃を辰己のソロによる1点に抑えた。
「反省する部分も結構あったんですが、次回に向けて修正したいと思います」と話す一方で、良かった点として「ランナーを出しても粘り強くいけたところかなと思います」と自己評価した。
井口監督も「一発は打たれましたが打線の援護の中、よく投げてくれた。きょうの内容としてはあまりよくないとは思いますが、その中でしっかりゲームは作ってくれた。もっといいピッチングができる選手」と改めて期待を込めた。
両親も観戦に来た中での勝利。ウイニングボールを手に「両親に渡したいと思います」と笑顔を見せた。