明豊・川崎監督 勝たせたかった…「準Vの悔しさもって進んでほしい」
「選抜高校野球・決勝、東海大相模3-2明豊」(1日、甲子園球場)
春夏通じて初の決勝進出となった明豊は、大分県勢として1967年に優勝した津久見以来54年ぶりの頂点はならなかった。
智弁和歌山の選手として1997年夏に優勝。明豊・川崎絢平監督(39)は「勝たせてやりたかった」と、監督としても日本一、というよりも選手の気持ちに寄り添った。
自身は2012年8月に同校監督就任後、甲子園で1回戦敗退(15年夏)、ベスト8(17年夏)、ベスト4(19年春)と順位を上げてきたが「ここで2つ階段を上れないのは、まだまだ早いんだな」と、振り返った。
とはいえ堂々の準優勝だ。センバツ初の全試合無失策など選手の戦いぶりに「個々の役割を全うしようという姿が本当にうれしかった」としつつも、褒めたい気持ちはいったん引っ込め「準優勝を喜ばず、準優勝の悔しさをもって進んでほしい」と、さらなる成長、そして日本一へと期待を込めた。