ソフトバンク外国人選手 入国後の管理計画書に不備 NPBが12球団に注意喚起
ソフトバンクの外国人選手が3月に来日した際、入国後の管理計画書に不備があったとスポーツ庁から指摘を受けていたことが2日、分かった。計画書と異なる行動があったためで、日本野球機構(NPB)は12球団に注意喚起したという。
バレンティン外野手とマルティネス投手は3月28日に入国し、29日に福岡空港に移動したが、球団は28日に成田空港近くで宿泊したホテルを計画書に記載していなかった。また本来同行すべき球団職員が、福岡に到着するまでは同行していなかった。
政府はプロ野球などの外国人選手の入国を「特段の事情」として徹底的な防疫措置を条件に許可。各球団が感染防止のための入国後の管理計画を関係省庁に提出し、選手一人ずつについて入国可否が審査されている。
ソフトバンクの三笠杉彦GMはオンラインで取材に応じ、宿泊先の事前申請と球団関係者の同行は、福岡到着後のみで良いと誤って認識していたと説明。「ご迷惑をお掛けしたことをおわびする」と陳謝した。
NPBの井原敦事務局長は「29日に球団から報告を受け、計画書とは違う行動をしていたということで事実確認を始めた」と話した。