ヤクルト、巨人で感染 プロ野球でも「ゲノム解析をベースに徹底分析」
日本野球機構(NPB)とJリーグによる「新型コロナウイルス対策連絡会議」が5日、オンライン形式で開かれた。プロ野球でも開幕直後にヤクルト、巨人の2球団で感染者が出たことを受け、ゲノム解析(遺伝子解析)を行って感染経路などを徹底調査することを確認した。
会議では、サッカーJ1・G大阪でのクラスターについて専門家による調査、ゲノム解析結果などを詳細に報告。東北医科薬科大・賀来満夫教授は「ロッカールームでの伝播(でんぱ)の可能性の方がより高いのではないかということが分かってきた」と説明した。
そうした分析結果などから、プロ野球の斉藤惇コミッショナーは「プロ野球もゲノム解析をベースにした徹底的な分析をして、対策を採っていきたいと思っている」とし、2球団で感染者が出たことなどから、専門家による疫学調査と合わせて感染経路などを究明していく考えを示した。