巨人・宮本コーチ 阪神・佐藤輝を警戒「注目選手が打つとファンが乗ってくる」
巨人・宮本和知投手チーフコーチ(57)が5日、阪神のドラフト1位・佐藤輝封じを勝利のキーポイントに挙げた。6日から敵地で今季初の伝統の一戦。虎ファンの期待を背負う新人を抑え、流れを呼び込む。
すでに2本塁打を放っている佐藤輝だが、打率・129とまだ本来の力を出すことができていない。それでも警戒を強める理由として「タイガースの場合は注目選手が打つと選手はもちろん、ファンが乗ってくるから」と説明した。
チームとファンが共鳴し、球場全体で独特の一体感を生み出す甲子園。「そういった意味でもわれわれはアウェーでありますから。向かっていく気持ち。注目選手を何とか打ち取っていくといったところ」。キーマンを封じ込め、相手を波に乗せないことが重要だ。
3連戦はサンチェス、畠、高橋の先発が予想される。初対決だった先月14日のオープン戦では、その高橋が左翼ポール際へ一発を浴びた。「ああいったところで打つというのは、何かしら野球の神様がついている。いわゆる持っている男ですので」と宮本コーチ。好調の糸原、サンズら上位打線を警戒しつつ、虎の黄金新人にも要注意マークをつけた。