日本ハム・斎藤佑樹 故障後初の打撃投手で好投「ゴールは1軍の試合で結果を出すこと」

気迫のこもった表情で打撃練習に登板する日本ハム・斎藤佑樹=鎌ケ谷スタジアム(撮影・高石航平)
 気迫のこもった表情で打撃練習に登板する日本ハム・斎藤佑樹(撮影・高石航平)
 登板を終え、笑顔でコーチと言葉を交わす日本ハム・斎藤佑樹(右)(撮影・高石航平)
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 昨年10月に右肘靱帯(じんたい)を断裂し、再起を目指す日本ハムの斎藤佑樹投手(32)が8日、千葉・鎌ケ谷スタジアムで故障後初めて打撃投手を務めた。

 ドラフト4位・細川(智弁和歌山)、田宮、万波を相手に7打席対戦。先頭の細川に対しては、ツーシームで空振り三振も奪った。 この日は最速135キロをマーク。スライダーやカット、ツーシームなど変化球も交えて29球を投げ、安打性の当たりは2本だった。力強い直球で打者を押し込みファウルを奪う場面もあり、コーチ陣からは「ナイスボール」のかけ声が飛んだ。

 今季初めて実戦形式マウンドでの登板を終えた右腕は、復帰に向け「段階は踏んでこられていると思う」とし、「去年の最後と比べて、感覚は全然違う。今は(ボールが)指にかかっている感じがする。バッターと勝負できる兆しが出てきた。自分としては前進していると思う」と手応えを示した。

 今後に向けては「出力と精度をもっと上げていきたい」としつつ、「ゴールは1軍の試合で結果を出すこと」と気を引き締めた。

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