高松商が四国大会出場を逃す プロ注目の浅野が2発も英明に敗戦
「春季高校野球香川大会・準決勝、英明9-6高松商」(10日、レクザムスタジアム)
高松商の浅野翔吾外野手(2年)が1試合2発の活躍を見せたが、終盤に逆転されて四国大会出場を逃した。
初回1死、英明の最速145キロ右腕・石河大空投手(3年)の変化球に反応。会心の当たりではなかったが、低い弾道で左翼スタンドに運んだ。本人も「入ってびっくりした」と驚きの表情だった。
五回2死一、二塁で迎えた第3打席でも同じく左翼スタンドへ。今度は手応えもバッチリの3ラン。一塁へ走り出す前に右手を大きく突き上げた。高校通算20本目の本塁打。NPBスカウト6球団が視察する中でインパクトを残した。あるスカウトは「中日の平田のようなイメージ」と話した。
2安打4打点の活躍も四国大会出場はならなかった。浅野は「どれだけ打っても負けたら一緒なので。守備からリズムを作って、もっとみんなで打って勝ちたい」と、夏へ向けての成長を誓った。