「ＤｅＮＡ０－４阪神」（１０日、横浜スタジアム）

　スコアボードに９つのゼロが並んだ。ＤｅＮＡ・三浦監督は青柳に対し、「シンカーなど、うまく散らされながら攻められた」と脱帽。３連敗を阻止し、最下位から巻き返すために－。採れる策は助っ人勢の“ぶっつけ”出場だ。

　１１日に来日後２週間の隔離期間を終えるソト、オースティンが１軍に合流する予定。三浦監督は「（登録は）状態を見てから」と前置きしつつも「（本人たちは）早く合流して、試合に出たいと。状態は悪くないと聞いている」。試合前練習をチェックして出場選手登録するかを判断する方針だ。

　来日して２軍での実戦出場を経ないまま、いきなり１軍の舞台に立つのは異例。ただそれほど打線の状態は深刻だ。六回までヒットは内野安打２本のみ。１点を追う七回無死一、二塁の場面では、神里が送りバントに失敗するなど拙攻で上茶谷を見殺しにした。

　昨季、ソトとオースティンで放った本塁打は４５発。一振りで流れを持ってこられる助っ人勢が、カンフル剤となるか－。