筑波大・佐藤隼 完封発進!わずか3安打103球 12球団18人スカウト視察
「首都大学野球春季リーグ戦、筑波大1-0武蔵大」(10日、大田スタジアム)
今秋ドラフト上位候補で最速151キロ左腕の筑波大・佐藤隼輔投手(4年・仙台)が完封で開幕戦を飾った。NPB12球団18人のスカウトが視察する中、9回8奪三振。被安打はわずか3本と103球の快投を披露した。
宝刀といえる武器が一つ増えた。この日最速148キロの速球に、冬場に取り組んだチェンジアップを交えて緩急自在の投球。「打たれて後悔する球は投げたくない」とスライダーを含めた3球種のみで打者を圧倒した。
バックネット裏からも高評価の声が挙がる。DeNA・河原スカウティングディレクターは「(ドラフト)1位、それくらいの能力はある」と称えれば、2人態勢だった阪神の平塚スカウトも「素晴らしい」と一言。大学屈指の左腕として注目度は高まるばかりだ。