“俳聖”ロッテ・山口が勝利“詠”んだ 2号同点ソロ&ダメ押し適時打
「楽天2-6ロッテ」(13日、楽天生命パーク宮城)
歌枕が多いみちのくの地は水が合う。2試合ぶりにスタメン起用された“俳聖”ロッテ・山口が2号同点ソロ弾に加え、追加点を呼び込むタイムリーを見舞った。
「狙っていたわけじゃないが、体がいい感じに反応した」。二回2死走者なしから3球続いたカーブを逃さず、左翼ポール際にたたき込んだ。同点で迎えた六回の第3打席は2死二塁から右前に落とすダメ押しの適時打。「もう1点ほしい場面だったので気持ちで打った」と振り返った。
13歳の時に俳句コンテストで佳作特別賞を受賞。9日の西武戦でプロ初本塁打を放った後には「春の夜 夢にまで見た 初アーチ」と詠んだ。今回も新たな句が期待されたが、「ビジターなんで。ホームだけで…」とまさかの出し惜しみ。これからもアーチを量産し、句作にもふける。