立花学園の剛腕、永島田輝斗は横浜相手に四回途中4失点 オリックスなど評価
「春季高校野球神奈川大会・3回戦、横浜4-1立花学園」(17日、サーティーフォー相模原球場)
最速150キロ右腕でプロ注目の立花学園・永島田輝斗(きらと)投手(3年)が横浜を相手に先発し、四回途中4失点でマウンドを降りた。降雨でグラウンド状態が悪い中、「足の踏み込みが全然できなかった」と力を出し切れず。最速もNPBスカウトの計測で140キロにとどまった。最後の夏はノーシードで激戦区に挑むこととなる。
未知なる可能性が詰まっている。志賀正啓監督から遠投110メートルの地肩の強さを買われて、1年秋に捕手から投手へ転向した。当初は135キロだった球速もメキメキと成長。指揮官が「投げる能力がある。フォームがしなやか」というように、今年3月上旬の練習試合では150キロの大台に到達した。
横浜にも今秋ドラフト候補左腕である金井慎之介投手(3年)が在籍していることもあり、バックネット裏には阪神など7球団スカウトが詰めかけた。視察したオリックス・牧田編成部副部長は「上体がすごく強い。(魅力は)パワーボールだと思います」と右腕を評価。まだまだ荒削りながら、好素材として今後も注目を受ける存在だ。