「ＤｅＮＡ２－７巨人」（１７日、横浜スタジアム）

　つながれた勝利のバトンをがっちりつかみ、次につなげた。巨人・戸郷翔征投手が６回１失点８奪三振で２勝目をマーク。これで１１日・広島戦（マツダ）で完封した今村を皮切りに、１週間で先発ローテーション全員が６回以上、１失点以下で白星を挙げ、チームは６連勝となった。

　流れを止めまいと必死だった。今週は先発陣全員が好投しており、「それもあってちょっとプレッシャーだった」。重圧をはねのけ「次のピッチャーにいいプレッシャーを与えられたかなと思う」とにやり。悪天候の中、「集中して挑めた」と好投を振り返った。

　同点の三回、暴投で無死二塁のピンチを招いたが、「そこが一番でかかった」と上位打線を３者連続三振に仕留めた。ターニングポイントを制したことが勝利の要因だ。原監督は「前回、不本意な投球だったので勝ち星がついたというのは大きい」と右腕を称賛。打線が先制点を奪い、先発が抑える理想的な試合運びを続けて首位・阪神に２・５ゲーム差に迫った。