尼崎工が快勝で3回戦へ プロ注目の西原が自己最速タイ143キロ計測

 「春季高校野球兵庫大会・2回戦、尼崎工7-4神戸第一」(24日、高砂球場)

 尼崎工が快勝し、3回戦に駒を進めた。プロ注目の最速143キロ右腕・西原啓翔(けいと)投手(3年)が先発し、9回4失点(自責点3)と力投。「真っすぐが走ってなくて制球も安定しなかった。インコースが甘く入ったところを狙われた」と12安打と打ち込まれたことを反省したが、自己最速タイの143キロ直球と縦横のスライダーを軸に、要所を締める投球でリードを守った。

 中学時代は細身だったと言うが、中3の尼崎工に入学するまでの数カ月で約10キロの増量に成功。180センチ、80キロで入学し、食トレとウエイトで現在は182センチ、89キロまで成長した。船越明斗監督も「野球が本当に好きなんだと思います」と野球に対する熱量を認めている。

 今年から「左バッターに勝負できる球がほしいと思ったので」と新たにスプリットとカットボールを習得するなど、進化を続けている右腕。現在はまだ秘密だという新球種も習得中だ。「真っすぐでどんどん押していって、変化球でタイミングをずらす投球がしたい」と理想を追い求めて、アピールしていくことを誓った。

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