DeNA阪口、今季最短4回1/3KO ガンケルと交錯、左手負傷も
「阪神-DeNA」(25日、甲子園球場)
DeNA先発の阪口が四回1死一、二塁のピンチで阪神の4番・大山を迎えたところで降板した。今季最短となる4回1/3を6安打4失点(自責3)だった。
阪口は二回に浮いた高めのカーブを阪神のドラフト1位・佐藤輝(近大)に先制2ランを浴びるも、三回、四回と無失点。味方打線も阪口のピッチングに応えた。四回に今季初となる4連打で同点とすると、五回には佐野の2打席連続タイムリーで勝ち越しに成功。
勝ち投手の権利まで残り1イニングだった五回。先頭のガンケルに二塁打を浴び、近本の二ゴロで1死三塁。糸原の3球目だった。低めの落ちる変化球を捕手の高城が大きくはじき三走のガンケルが同点の生還。その際、ベースカバーに入った阪口は、ガンケルと交錯。左手を押さえ、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。
治療のため、一度ベンチに下がった阪口に、三浦監督も心配そうな表情を見せたが、そのまま続投。糸原に二塁打、陽川に四球を与え降板、ベンチでは左手を押さえる姿も見られた。
2番手で登板したエスコバーは大山を右飛に打ち取り、続くサンズはマウンド前の小飛球に打ち取ったかに見えた。だが野手がお見合いする形になり、最後は代わったばかりの一塁手・田中俊がとれず、失策で勝ち越し点を献上した。
23日に連敗が10で止まったが、24日の試合は1-13と大敗。試合前には計9選手の入れ替えを行っていた。