阪神からトレードの日本ハム・谷川 今宮&周東連続K 栗山監督「戦力になると確信」
「ソフトバンク2-1日本ハム」(29日、ペイペイドーム)
新天地で大きな一歩を踏み出した。阪神からトレードで加入した日本ハム・谷川が移籍後初登板。「めっちゃ緊張しました。口ぱさぱさです」と照れながら頭をかいたが、1回無安打と堂々の好リリーフだ。
出番は2点を追う八回。今宮、周東を連続で空振り三振に片付けると、四球を挟んで打席に柳田を迎えた。2球ボールが続いたが「今後ずっと対戦していく相手」と逃げず、最後は渾身(こんしん)の144キロで遊ゴロに仕留めた。
ペイペイドームでの登板は公式戦初。福岡は地元だが「意識する余裕もなかった。移籍しての1試合目って、良い意味でも悪い意味でも印象が付く。すごく自分の中で重要視していた」と必死だった。
栗山監督は「気持ちがボールに伝わっていた。慣れてくれば、非常に戦力になるという確信を持った」とうなった。右腕が目指すの勝利の方程式入り。「まずはそこで投げる信頼をつかみたい」。虎視眈々(たんたん)と準備を進める。