プロ注目左腕 明秀学園日立・飯田は力投も常総学院に逆転サヨナラ負け
「春季高校野球茨城大会・準々決勝、常総学院4-3明秀学園日立」(2日、JCOMスタジアム土浦)
明秀学園日立が今春センバツ出場の常総学院をあと一歩のところまで追い詰めたが、九回に2失点で逆転サヨナラ負けした。プロ注目左腕の飯田真渚斗投手(3年)はこの日最速141キロの直球とスライダーなどを織り交ぜて要所をしのいでいたが、終盤に踏ん張れず。九回に同点とされてなお2死満塁の場面で、148球目を右前にはじき返されて力尽きた。
金沢成奉監督は「27個のアウトを取ることが大変だということがこれでわかった」とナインの奮起を促した。力投したエースに対しても、「あそこで投げ切れないのが飯田ですね。もうちょっと頑張ってくれないと」と指摘。「勝たないと意味がない」と夏へ向け、課題を残した。