報徳学園が敗退 プロ注目の久野は登板せず

 「春季高校野球兵庫大会・準々決勝、神港学園2-0報徳学園」(3日、高砂市野球場)

 報徳学園がベスト8で姿を消した。

 先発は背番号「10」田村剛平投手(3年)。三回までは安打を許しながらも、粘りの投球で得点を与えない。しかし四回。2死から右前打を浴びると、9番・小澤俊之介外野手(3年)に少し浮いた速球を捉えられ2ランを被弾。一瞬顔をゆがめたが、すぐさま切り替え五回まで投げきった。

 六回からは向高滉人投手(3年)、森新之助投手(3年)の継投で無失点。追加点は許さなかった。この日はプロ注目・久野悠斗投手(3年)は登板しなかったが、大角監督は「久野以外の投手をどれだけ育てられるか」とエース以外の成長を望んだ。

 昨秋は県2回戦で敗退し、今春はベスト8。悔しさを糧に、夏こそは頂点まで登る。

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