西武・今井 オリ由伸に投げ勝った!124球熱投2勝目「同学年なので負けたくない」
「西武6-2オリックス」(5日、メットライフドーム)
西武・今井が同期への対抗心を勝利につなげた。「(同じ1998年生まれの)同学年なので負けたくない。前回は勝てなかったので絶対に由伸より先にマウンドを降りたくない気持ちだった」。八回途中2失点で2勝目。前回投げ合った4月21日は先に降板し、4失点で黒星をつけられた山本に124球の熱投で投げ勝った。
「三振は狙わず(変化球も)8割の力で投げるように意識した」
今季から使っているカットボールを含め、変化球を効果的に交えた。9投手で引き分けた前日に、守護神の増田が出場選手登録を抹消され、試合で打球を左膝付近に受けたギャレットはこの日、ベンチから外れていた。この窮地で、2年前の5月5日に飾った自身のプロ初完封を思い起こさせる好投を見せた。
辻監督は「ピンチで腕を振れるようになった」と賛辞。今井は「完投するつもりだった。そこは反省」と振り返ったが、チーム4試合ぶりの勝利をもたらす、価値ある投球となった。